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「えっ!? これ、現実じゃないの!?」
最新VR(ヴァーチャル・リアリティ)がスゴいことになっていた件

オキュラス・リフト

「えっ!? これ、現実じゃないの!?」
最新VR(ヴァーチャル・リアリティ)がスゴいことになっていた件

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いや~、本当に驚きました!今の技術進歩ってスゴいですね。
思わず腰が「ふわっ」と浮いちゃいましたよ。

はっ!!(゚〇゚;) すみません。
また読者の皆さんを、おいてきぼりにしてしまいました。

皆さん、こんにちは。本日のCOLUMNはエンターテイメントの「avexらしく」、最新の映像技術をお伝えしようと思います。

私がつけている装置、何か分かりますか? 決して、軍用のスコープではありません。
実はこれ、VR(ヴァーチャル・リアリティ)360°の映像を見るためのHMD(ヘッド・マウント・ディスプレイ)なのです。

皆さん、3Dの映画やテレビはご覧になられたことありますよね?
3Dメガネを付けると奥行のある立体映像に認識することが出来る様になります。

もちろん、3Dの映像も凄いのですが、このHMDを付けていれば「自ら自由な視点で映像を見ることが出来るVR(ヴァーチャル・リアリティ)映像」を体験することが出来るのです。

で、どんな映像なの!?

そうですよね。どうスゴい映像なのか分からないと、伝わらないですよね。
 
私が視聴した中で分かりやすかった、ジェットコースターのコンテンツ『UnityCoaster2 UrbanCoaster』をご覧いただきましょう。



(なぜ歪んだ映像なのかは、後程解説します)
 
この映像コンテンツは、架空の街(東京がモデル)に張り巡らされた「吊り下げ式ジェットコースター」に乗って街中を移動するもの。
 
都庁(と思われる建物)の間をくぐり抜け、スカイツリー(らしきテレビ塔)を横切ります。
 
でも、これだけだと「ただの3D映像」ですよね。凄いのはココから。



分かりますか?「コースターの右バー」がありますよね。
さっきのHMDを付けて右を向くと、ちゃんと360°の映像空間の中で「右を向けば右に見えるはずの映像が映る」のです。

当然、真後ろを向くと…。



そう、座席だって見えちゃうんです!!
 
 
つまり、この「3Dで作られた世界で、視聴者が自身の動きに合わせて映像を視ることが出来る」こそが、最新のVR技術を駆使した映像なのです。
 
たまにバラエティ番組等でも紹介されているので、体験した芸能人が「レーシングゲームをするかのように身体が斜めになった」「思わず身体が硬くなっちゃった」等と発言しているのを見たことがある方もいると思います。
 
体験してみると、実際にそうなってしまうぐらい「リアリティ」がある驚きの映像なのです。
 
しかも、これが「ジェットコースターの速度」で展開されるのだから、体験した人は思わず「腰が浮いてしまう」わけなのです(笑)

既に倖田來未のミュージックビデオや『進撃の巨人展』として制作された事例がある!



今回使用したHMD「Oculus Rift(オキュラス・リフト)」を活用した、世界初の「360°バーチャルリアリティミュージックビデオ」(以下VRMV)を作ったのが実は「倖田來未」。
新曲「Dance In The Rain」のMVとしてでした。



なお、2014年10月25日~11月3日まで青山で開催されていた「TOKYO DESIGNERS WEEK 2014」では一般公開も行っていましたというものです。
 
VRMVはデジタル・シングルとして発売されている2DのMVとSTORYとリンクしています。



詳しいSTORYはこちらで
「Dance In The Rain」特設サイト
http://rhythmzone.net/koda/ditr/

私も今回、このYouTubeの倖田來未が見ている世界を体験することが出来ました。こちらのVRは画像も綺麗で「現実か、VRか、」疑問になってしまうくらいのクオリティに感動しちゃいました。



また、上野の森美術館で開催されている「進撃の巨人展」(2015年1月25日まで開催予定)でも、「Oculas Rift(オキュラス・リフト)」を装着して視聴する映像コンテンツ「360°体感シアター“哮“」が楽しめるとのこと。
 
なんと、兵団の一員となって「立体機動装置」の浮遊感が体験できるそうです。これはファンには堪らないはずですね。



しかも、エレンが人類の希望となる「トロスト区奪還戦」がその舞台。巨人化したエレンをアルミンに続いて「立体機動装置」で追いかけるという擬似体験が出来るということです。



巨岩を運ぶエレンを見上げるも出来るのですが、キャプチャーだけでもこの迫力!!これは興奮せざるを得ません!!

なぜ、そんな映像が見られるの!?

知りたいですよね?知的好奇心を煽られますよね!?
 
分解して考えると、以下の3要素の必要性が浮かび上がります。
========================================
1)VRの世界が完璧に構成されていること
 
2)3D映画同様、立体像を作り出す映像処理
 
3)HMDにセンサーがあり、それに対応して映像を出すこと
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それぞれ解説しましょう(すみません。ちょっと頭使います。)
 
1)これは大前提ですね。『バイオハザード』や『ファイナルファンタジー』のような   3Dゲームの世界が出来ているということです。

2)これは「左右の視点で見た個別の映像を映す」ことで、距離感のある立体像を見せているのです。
先程の歪んだ映像は実は以下のように、左右1画面ずつ映っています。


3)ココが大きなポイントで「左右どの角度でみているのか、頭をどれくらい傾けているのか」をHMD側が認識し、それに応じて○度映像を変えるという作業が行われています。  
 
言うだけだと簡単なのですが、ものすごく綿密な技術が重なり合って出来た映像なのだということが分かりますよね。

どうすれば、その映像が見られるの!?

実は必要なものは、たった4つだけ。
========================================
1)PC:画像を映し出し、音を出す
 
2)アプリ(ソフトウェア):専門のファイルを処理します
 
3)HMD:特殊なレンズとセンサーがついたもの
 
4)音響:ヘッドフォンでも、カナル式イヤフォンでも大丈夫
========================================
使用したPCも一般的なもので、高スペックではありませんし、音響も普通の方が持っているもので充分です。




今なら『進撃の巨人展( http://www.kyojinten.jp/ )』も、まだ間に合いますよ。
 
「一見は百聞にしかず」。現実世界に嫌気が差した方、一時的にヴァーチャル・リアリティの世界に逃避してはいかがでしょうか?
 
【素材提供:「進撃の巨人展」製作委員会】

記事情報

雜賀信之助(サイカシンノスケ)

ライター

雜賀信之助(サイカシンノスケ)

プロデューサー。PRイベントや映像制作、キュレーションサイト『和食ラボ』等の運営・進行管理を担当。