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【上野大樹】NHK夜ドラ『あおぞらビール』主題歌「少年に戻る瞬間がみんな必ずあって、そういう全世代の人に刺さるような青春ソング」

上野大樹
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【上野大樹】NHK夜ドラ『あおぞらビール』主題歌「少年に戻る瞬間がみんな必ずあって、そういう全世代の人に刺さるような青春ソング」

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6月18日に新曲「あおぞら」をリリースした上野大樹さん。この曲はNHK夜ドラ『あおぞらビール』の主題歌で、MVにはドラマの主演俳優・窪塚愛流さんも出演しています。2023年のメジャーデビューから、アーティストとしての活動も個人としての趣味も大きく変わってきたという上野さんに、楽曲やMVのこと、これからのライブのこと、そしてここ最近のさまざまな変化についてなどをお聞きしました。

若者の悩みや葛藤にフォーカスしつつ「だけど頑張っていこう」という思いを歌った「あおぞら」

──お久しぶりです! このコラムコーナーにご登場いただくのは、2022年6月の「きみと雨」リリース時以来、3年ぶりですね。

上野 ああ、メジャーデビュー前ですね。お久しぶりです。

──今日(取材日)はあいにくの天気ですが、その日もけっこう降ってましたよね。その際は雨の歌だったのでちょうどよかったんですが、今日は「あおぞら」ということで(笑)。

上野 「あおぞら」のMV撮影日も苦戦気味で……

──ホントですか!(笑) そのMVの話も後ほどお聞きするとして……今回はNHKのドラマ『あおぞらビール』の主題歌ということで、この曲は「あおぞら」というタイトルありきで作った感じですか?

上野 というより、いつも曲を書く時は詞とメロディーが一緒に出てくるんですけど、それでたまたまサビ頭で歌ったのが「あおぞら」だったっていう。本当にたまたまなんですけど(笑)。

──そうなんですか。『あおぞらビール』というドラマの曲を作ろうとは思っていたけども、それを強く意識したわけではないにもかかわらず、「あおぞら」という言葉が出てきたと。

上野 はい、ときどきそういうことがあります(笑)。

──最近は特にタイアップ楽曲が増えていますよね。タイアップでの楽曲の作り方は、通常とはやっぱり違いますか?

上野 そうですね、全く違います。タイアップだと自分だけの作品を作る時よりもすごく書きやすいと言いますか。ゴールが見えている感じがあるので、そこに向かって曲を作っている感じはありますね。自分の曲の時は本当にゴールが見えないというか。

──なるほど。

上野 タイアップ曲を書く時は、作品の中で言いたいことだったりとかをいろいろインプットしてから作るんですが、自分の中でどうやってそこを補えるかというところをずっと探しているので、「こういうものを書こう」というのが早い段階で見つかりやすいですね。

──今回の『あおぞらビール』については、どういう要素がインプットされていたんですか?

上野 すごくほんわかした、優しく温かいドラマなんですけど、その中に若者の葛藤や悩みみたいなものが垣間見えたので、そこにスポットを当てて「だけど頑張っていこう」みたいなテーマで書きました。最終的に、みんな前向きな気持ちで終わりたいというのがあって。

──聴かせていただきながら、いつからか分からないんですけど、確かにもう、意識して空を見上げたりしてないな、と思ったんです。上野さんはどうですか?

上野 僕はけっこうしますね。昔サッカーをやっていたこともあって、基本的に晴れてる日がうれしいという気持ちがあるので、空を見ることは多いですね。

──ではこの歌詞のイメージについては、もちろんタイアップだからドラマのイメージもありつつ、ご自分がよく空を見るというところも大きいんですね。

上野 今回、このお話をいただいて打ち合わせをした時に、監督さんとプロデューサーさん、他にもいろんな方とお話をしたんですけど、みんな僕よりも年上の方々なのに、すごく少年のようだなと思ったんです。確かに周りを見てみたら、みんなすごく一生懸命働いているけど、何かときどき「ごっこ遊び」をしているような感覚というか、少年に戻る瞬間がみんな必ずあって、そういう全世代の人に刺さるような青春ソングを書きたいなと思ったんですね。そこで自分の幼少期と比べてみた時に、天気とか空ってすごく大事だったなと思い出して。晴れてたらうれしかったですし。だからそういう、みんながうれしくなるような象徴って何だろうって思った時に「あおぞら」という言葉が出てきたんだと思います。

──歌詞の中には「あの頃の僕みたいに」という言葉も出てきますよね。そこにはご自分の経験や思ったこともかなり折り込まれているんですね。

上野 お話をいただいて作った時点からメロディーは変わってないんですけど、最初に歌詞を書いた時にはけっこうドラマに寄り添って書いていたんです。でも「もっと上野さんの思うままに書いてください」と言われて、そこでけっこう自分の意思を反映させた部分はありますね。

──3年前のインタビューでは、「歌詞のだいたい80%ぐらいは自分のことを書いている」という発言がありました。今回もそれに近い感じですか?

上野 あの頃以降、自分の作品をいろいろ書いてきて、「どう取り繕っても自分の体重が乗っかるな」と思うようになったので、どこまで自分を反映させようかとかはあまり考えずに、その作品のために物作りをして、結果的に自分の記憶だったりとかを使いながらやっている感覚ですね。言葉にするのは難しいんですけど、いろんなものがごっちゃに混ざってる感じというか。

──上野さん自身は、例えば高校生ぐらいの頃に抱えていた葛藤とか迷いとかって、どういうことでしたか?

上野 そういうものは、高校生、大学生ぐらいが一番あったかなと思います。ずっと続けてきたサッカーをケガでやめちゃってアイデンティティがなくなって、人とどう接していいか分からなくなっていた時期が、一番葛藤していたというか、「自分とはなんぞや」みたいなところで悩んでましたね。

──それをどう乗り越えたんですか?

上野 もしかしたらまだ乗り越えられてないかもしれないんですけど(笑)。根本的にずっと戦っているという葛藤はあるにせよ、少しだけ乗り越えられたかなと思うのは、一昨年のメジャーデビューというタイミングで、自分のあり方、「こうしていきたい」みたいものができた時ですかね。何か自然と来たというか、それこそ音楽とか、自分がやっていこうと思えるものに本気で取り組んだ先にあった気がします。

──サッカーでも実績を残す(U-14で西日本選抜)ぐらいに打ち込んでいたわけじゃないですか。そこからシンガーとしてまたキャリアを積み上げるというのも、なかなか普通はできないですよね。

上野 そうですね。恵まれていたのか、自分が本気で取り組むものがすごく自分に合っていて楽しいというのは、すごくよかったなと思います。

──しかも全く違うジャンルで。

上野 サッカーをしていた時から、自分のやりたいことに対して人一倍考えちゃう方だったので、それはすごくいいことだったかなと思います。音楽じゃなくても、たぶん頑張ってたんだろうなと思うので、自分の性質がもの作りとか、1人でやるものに向いてたのかなと、今になって思いますね。

──サウンドは、ポップで軽快ですね。

上野 アレンジは村田昭さんにお願いしました。デモの段階で「こういうものにしたい」というイメージはあったんですけど、今年は自分たちのチームで話して、「チェンジ」というテーマを掲げているんですね。ギターの弾き語りというスタイルをメインにずっと活動してきたんですけど、そこからもっと音楽の可能性を広げていきたいと思っていて。自分たちのステージアップのために何が必要かと考えた時に、「楽しいライブや楽曲を作りたいな」というのがあって、これがその最初の曲だったんです。すごくありがたいことに、ドラマチームからも「好きなように書いてください」という言葉をいただいていたので、本当に好きなように書かせていただいて、すごくポップなアレンジになったかなと思っています。

──このアレンジが完成した時の印象は?

上野 最初から「シンセで作ってほしい」というおねがいをしていて、そこからリズムがあってしっかりと踊れるというか、みんながリズムに乗れるような感じにしたかったんです。何回かやり取りを重ねていったんですけど、サビのシンセのカウンターメロディーとかは今までの自分にはないような音楽ジャンルだったので、そこはすごく新しい変化かなと思っています。

──そういうサウンドに乗せて歌うとなると、気分も変わりそうですね。

上野 そうですね。今まではいろんなものに集中していたんですけど、それが軽くなって自分の中から自動的に歌が出てくるというか、すごく音楽に身を委ねてグルーブしているなと思います。新しい自分を見つけたなという感覚がというか。まだまだ気にしなきゃいけないことはたくさんありますけど、やっていてすごく楽しいですね。

最近、人にしっかり興味を持つようになりました。

──先ほども少し出たMVの話ですが、天気が悪くて大変だったんですか?

上野 曇り空で、ときどき晴れ間が見えるかなぐらいだったんですけど、それこそ青空を期待していたので(笑)。晴れのロケーションを期待してたんですけど、でもそれはそれで、本来この曲で歌っている葛藤みたいなものが垣間見えて、その中で解放されている画を撮れたので、すごくいいものになったかなと思っています。

──MVにはドラマの主演俳優、窪塚愛流さんも出演されているそうですね。

上野 はい。以前には「光り」のMVに小関裕太さんが出てくださったことがあるんですけど、その時は僕は出演していなくて。今回の窪塚君は歳は下なんですけど同年代で、今回のMVのコンセプトが「2人が仲良くなっていく等身大の姿をそのまま撮りたい」ということだったので、撮られてはいるんだけどリラックスしているような、そんな撮影でした。

──撮られているということをそこまで意識しなかった?

上野 そうですね。本当に友達同士でもの作りしているような、そんな日でした。決めるところは決めて遊ぶところは遊んでという感じで。楽曲自体も二面性のある作品だったので、そういう風に作っていきました。楽しかったです。

──ドラマの主題歌ということで広く聴かれるとは思いますが、特にどういう人に聴いてもらいたいと思っていますか?

上野 この曲は若者の葛藤というところがテーマなので、今、就活だったり受験だったりで頑張っている、リアルに動いている人たちに聴いてもらいたいのが一番なんですけど、先ほど言ったように、みんなが少年少女のような心をずっと持っていて、それがいい思い出としても苦い思い出としてもみんなの中にあると思うんですよね。僕が打ち合わせの時にプロデューサーさんたちを少年だと思ったように、みんなの中での少年少女を思い出すようなきっかけになってほしいので、本当に年齢問わず幅広い世代の人に届いてほしいなと思っています。

──今の上野さんの中にある「少年」は、どんなところですか?

上野 何だろう……本当にここ数年、初めてというわけじゃないんですけど、人に興味をしっかり持つようになって(笑)。自分のもの作りにも興味を持つになって、それこそ今はカメラをやったり料理をやったり、旅もしたり、いろんなことが楽しいんですよね。そうやって自分の殻に閉じこもらずに、いろんなことを直視しながら楽しめているのは「少年だな」と思います(笑)。

──そういった広がりが、創作活動にも影響している部分はありますか?

上野 それこそ今回のMV撮影でも、自分でも映像を撮って編集して、自分なりのMVを作ったりしているので、こう動いたらいい画になるだろうなとか、本当におこがましいんですけど「こうやって撮ってみるとどうですか」とか提案させてもらったりして、自分の作品により自分の血が流れていくような感覚はありますね。

──創作を意識していないところだけに、かえって刺激を受けたわけですね。

上野 はい。「毎日が楽しい人生だったら、楽しい作品が書けるかもな」みたいに思えて、自分の中でちょっとした広がりが出てきましたね。

──3年前からすると大きな変化ですね(笑)。

上野 そうですね(笑)。すごく変わってると思います。

『音楽家』になりたい。いろんな人から「一緒に仕事したい」と言われる人間に成長したい!

──先ほども出ましたが、2023年にメジャーデビューされました。アーティスト活動の面でも、いろいろと変わりましたか?

上野 変わりましたね。今までは本当に1人で音楽をやっているような感覚だったのが、チームができていろんな人に助けてもらって、そこでの化学反応も生まれて、自分の活動が自分だけのものじゃなくなったというのが、一番大きな変化です。本当に3年前は閉鎖的で暗かったと思うんですけど、自分でも変わりたいと思ったし、こういうものを発信したいとか、より人間的に成長していきたいというマインドは生まれたかもしれないですね。

──暗いとは思わなかったですが(笑)、楽曲のタイトルとか歌詞とかが独特というか、他のアーティストにはないようなものも多かったですよね。そういうところは失わずに、広がってきたという感じですか?

上野 そうだと思います。以前ももちろん自分の作品に対して、今と同じぐらいの思いはあったんですけど、それと同時に「届かなきゃ意味がないな」とか「もっと広げたいな」という思いも強くなってきて、誰かを思いやるような気持ちが作品に反映されていってるのかなと思います。

──そこでご自身の活動もすごく広がっていると思うんですが、楽曲提供もすごく増えていますよね。

上野 うれしいことにいくつかお話をいただいて、そこもすごく楽しくやらせていただいています。僕が自分で歌うわけではないので、なるべくその人のアイデンティティに寄り添うというか、その人が思っていることをいろいろと聞いた上で、楽曲を作るようにしていますね。

──そこはタイアップと似ているところがありますよね。

上野 やっぱり自分で自分のことって、なかなか分からないじゃないですか。でも端から見ていると、その人のことを知ろうと思えばたくさん知ることができるので、わりとゴールが見えやすいというか。その「見えやすい」という点では書きやすいというか、タイアップと楽曲提供で共通するところがありますね。

──提供楽曲への反応で、特にうれしかったことはありますか?

上野 東方神起さんの「うまく言えずにごめんね」という楽曲を書かせていただいた時は、書く前に一度、東京ドームのライブにお邪魔させていただいたんです。そこでお話をさせていただいて楽曲を書いて。その後に横浜アリーナに見に行かせていただいた時に、一番最後に歌ってくださってたんですね。お2人がすごく等身大で歌っている姿を客席から見ていて、すごく書いてよかったなと思いましたし、お客さんたちもその楽曲を愛してくださっていたのも分かって。そういう思いで書いた楽曲だったので、すごくうれしかったですね。

──ご自身も現役のアーティストとして活動している中で、そういう経験をするというのは珍しいですよね。

上野 そうですね。自分が書いた歌を客として聴けるということはなかなかないですからね。いつも「自分が歌ってるライブを自分も客席で見られたら、すごく反省とかできるな」と思ってるんですよ。でもそれは、僕は一生できないじゃないですか。だけど楽曲提供ならそれを味わえるんですよね。だから曲を書かせていただいて、ライブにお邪魔させていただいてその曲を聴くというのは、何だかまた違った醍醐味がありますね。

──ちょっとした疑似体験ですよね。

上野 ただ、自分が書いているとはいえ、もうその人の歌なので、自分が歌うとちょっと違うというのはあるんですよ。やっぱりそのアーティストの方が歌いこなしていて、皆さんプロの方々なので、もちろんすごいなと思いますし。だから客席で聴いている時は、「自分が書いた曲」という意識と同時に、「自分がよく知ってる曲だな」みたいな気持ちもあって、それが混在しているというか、そんな思いで聴いています。

──だから、たまにアーティストの方が、自分が提供した楽曲のセルフカバーをやることがありますが、そうなるとまた雰囲気が違いますよね。

上野 ありますね。いつか、自分が思う詞の解釈だったりを生かして、セルフカバーができたらいいなと思います。

──さて、この先のライブの予定がいろいろありますね。

上野 単独だと、6月21日の有楽町のプラネタリウムでのライブ、7月19日には南青山の能楽堂で、そして8月16日にはビルボードライブ横浜でライブがあります。今までライブハウス中心だったんですが、去年1年を通して見に来てくれる皆さんの感じなども含めて、ライブハウスを飛び越えたいろんな場所でやりたいなと思っていたんですね。この3つのライブは自分たちでやりたいと言って始まったわけじゃなくて、全部もらったお話なんですけど、それも何だかすごく奇跡的な、すごくいいご縁だったなと思います。どれも体験型のライブで、ただ歌うだけじゃなくて、視覚的にも演出的にもいろんなものを皆さんに届けてあげたいなと思っています。

──プラネタリウム、その後が能楽堂とビルボードって、すごい並びですよね(笑)。能楽堂はどういうライブになりそうですか?

上野 能楽堂は夏のワンマンということで、詳細はこれから発表していくんですが、衣装も浴衣を着たりして、みんなにも体験型としていろいろ楽しんでほしいなと思っています。学園祭というかお祭りというか、お客さんにも能動的に楽しんでもらえるようなライブにしたいなと思ってます。

──そして8月のビルボードライブ横浜はバンドセットということですね。

上野 はい。フルバンドはけっこう久々なんですよね。去年のツアーではアコースティックバンドということで、キーボードとパーカッションとチェロという編成はあったんですけど、フルバンドは久々なので、そういった意味でも新しい変化を見せられたらなと思ってます。

──3年前のインタビューでも、「これからやってみたいこと」として「バンドセットでツアー」というお話をされていました。

上野 そうですよね。その後、メジャーデビューのタイミングでバンドセットのツアーはやらせていただいたんですけど、そこから自分自身も楽曲制作を含め、音楽のイロハを学んできたので、そういう成長を見せれたらなと思っています。

──バンドの時とそうじゃない時で、一番違いを感じる部分というと?

上野 みんなで音楽を作ってるというところですかね。弾き語りだと、当たり前なんですけど全部自分でやらなきゃいけないし、アレンジの段階から「埋める」という作業がすごくキモになってくるんです。それがバンドライブだと、逆に引き算じゃないけど、弾かないところとか、そういうところが大事になってくるんです。みんなで音楽を作っていくっていう、ちょっとレコーディングに近い形というか……ちょっとサッカーに似てる感覚もありますね。

──チームプレイですよね。

上野 でもフルバンドでも、例えばこの曲だったらキーボードだけでいいなとか、引き算のやり方は無限大なんですよね。足し算も無限大なので、そういった意味でバンドの型にハマらないステージをしていきたいなと思います。僕がやる時に、ドラムを叩いてベースを弾いて、ギターも弾いてキーボードもやって……ってやらなくていいので、もっと演出的な音作りというか、そういうライブの作り方をしていって、「フルバンドなんだけど、上野大樹のライブは何か違うよね」みたいな、自分の中でのオリジナリティがあるバンドセットを模索していけたらなと思っています。

──そして改めて、この先はどうしていきたいですか?

上野 ここ数年ずっと思っているのは、「音楽家になりたい」ということなんです。しっかりとした音楽としてやっていって、それを話せるぐらいにはなりたいなと思っていて。まあ、それは虎視眈々と1人でやっていく、永遠に終わらない作業だと思うんですけど、それに加えて、もっと人として成長していけるようなアーティストになりたいなとは思いますね。音楽だけ作っているのではなくて、オープンマインドでいろんな人から呼ばれて、僕自身もいろんな人を呼べてというような、人間的に求められて、振る舞えるような人になりたいなと思っています。

──今の達成度はどれぐらいだと思いますか?

上野 今はまだ全然。10%とか20%ぐらいですね。でも、それに向けて走り出したこと自体がけっこうな変化だなと思うので、それこそ30歳、40歳になった時に、音楽に限らずいろんな人から「上野君と仕事がしたい」と言ってもらえるように、人間として成長していけたらいいなと思います。

──ではまたいつかのインタビューで、その成果を伺ってみたいと思います。

上野 はい、またお願いします(笑)。

撮影 長谷英史

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記事情報

高崎計三

ライター

高崎計三

1970年2月20日、福岡県生まれ。ベースボール・マガジン社、まんだらけを経て2002年より有限会社ソリタリオ代表。編集&ライター。仕事も音楽の趣味も雑食。著書に『蹴りたがる女子』『プロレス そのとき、時代が動いた』(ともに実業之日本社)。