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【東京女子流 10周年インタビュー】過去の自分とメンバーへのメッセージ

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【東京女子流 10周年インタビュー】過去の自分とメンバーへのメッセージ

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東京女子流がついにデビュー10周年! 2010年5月5日にメジャーデビューした彼女たちが、10年後となる2020年5月5日に“最新の女子流”を見せつける「Tokyo Girls Journey (EP)」をリリースしました。この節目を迎え、もっともっとな躍進を誓う4人が、活動10周年と「Tokyo Girls Journey (EP)」についてのメールインタビューに答えてくれました。

それぞれが感じる10年の成長とは?

90年代から多種多様なガールポップスを届けてきたavexが久しぶりのガールズグループをデビュー、と発表したのが2009年12月。注目の中、2010年5月5日ファーストシングル「キラリ☆」でメジャーデビューした彼女たち。当時は年齢非公開でしたが、デビュー当時は最年少の新井ひとみが10歳、最年長の山邊未夢ですら12歳。それでいてR&Bやエレクトロニカをベースとした大人っぽいサウンドで踊るステージは衝撃を与えました。


折からのアイドルブームもあって、ダンス&ボーカルグループの最先端を走る女子流の注目度は高まる一方で、全国ツアー・ホールコンサートと成功させ、2012年には日本武道館での単独公演も開催。その後もアメリカ・ヨーロッパ・中国などの海外ライブ、映画出演、EDMやフューチャーベースなど世界的な潮流であるサウンドの導入とさまざまな経験を重ねていきました。デビューから活動を共にしてきた小西彩乃の卒業もまた今の4人の背中を押した出来事でもあります。
そしてデビュー時はローティーンだった彼女たちも、今や20歳を過ぎた大人の女性。年々表現力の幅も高まり、時にキュートに、時に艶やかな今の4人ならではのパフォーマンスを見せてくれます。

10周年のタイミングでリリースする「Tokyo Girls Journey (EP)」のリード曲は「薔薇の緊縛」。女子流らしいアーバンなダンスサウンドに、これまで以上に刺激的な歌詞。2月2日の「GIGS at AKASAKA~TOKYO GIRLS’ BAND STYLE」(マイナビBLITZ赤坂)で初披露され、山邊未夢が衣装を、庄司芽生を振り付けを担当とメンバーが担当するなど、10年目とこれからの女子流を象徴する1曲になりました。
 
質問は、まずは10年を振り返って、ひとりひとりの成長について。

Q.歌とダンスなどのパフォーマンスについて、10年前と今でどのあたりに成長を感じますか?
 
山邊未夢
昔は「この曲はこういう曲だからこうして」って言われてもあんまり分からなくて、ただ笑ってるか無表情かの2択だったのですが、今は表現の幅が自分の中で増えたな~って思います。だからライブでも「この曲のここではこんな表現をしてみよう」っていうのができるようになってより楽しくなりました!
今はバラード、アコースティックバージョンなども歌わせてもらってますが、昔はバラードなどのリズムが少ない曲を歌う時、どこで歌に入っていいのから分からず、ずっとフリーズ状態だったりと苦戦してました。
 
新井ひとみ
10年前の私は、フリを覚えることに精一杯で、間違えずに踊れるようにということだけを意識してパフォーマンスしていました。今では覚えることは当たり前、自分の体に染み込ませて、それをどのように表現するかということを考えるようになりましたし、鏡を見たり、上手い人の踊りを見て「いかに自分らしさを出すには」を考えるようになりました。
 
中江友梨
デビュー当時は、「女子流の曲って歌詞が大人びてるというか、表現が難しいなぁ」と子供ながら苦戦して、ディレクターさんに意味を教えてもらいながら歌ったりと頑張っていたんですが、やっぱり今は等身大の私たちで歌えるようになったことがすごく変わったところだと思いますね。
いろんな言葉を自然と覚えて、表現の幅も増えましたし、「10年前だとこんな言葉さすがに使ったことないなぁ」という言葉も理解できて、歌に気持ちを込めて感情移入しやすくなりました。
 
庄司芽生
10年前は、人に自分の歌声を聴かれるということがどうしても恥ずかしくて、家でも学校でも積極的に歌うタイプではありませんでした。デビュー曲「キラリ☆」では、人生で初のレコーディングで、歌い出せなくてスタッフさんを困らせてしまいました。
そこから女子流を通してオリジナル曲もカバー曲もいろいろな曲に出会い、歌い、常にできない自分との戦いでしたが、少しずつ歌う楽しさに気付き、自分の歌声も受け入れられるようになりました。
踊ることは女子流になる前から好きでしたが、当時は踊るのが楽しい!という気持ちと、ガムシャラ感が強かった気がします。年齢を重ねると共にそれだけでは成り立たないということに直面し、今は1曲1曲どんな踊り方でどのように表現したら伝わるか、魅せ方を考えるようになりました。
 

Q.自分の人間的な成長はどういうところに感じますか?

山邊未夢
人にも言われますし、自分でも思っているのが、「性格が丸くなったな~」ってところです。
昔は、まだ出会ったばかりで信用していいのか分からなかったりして、嫌なものは嫌だったり、思ったことをすぐ口に出したりと尖っていました。でも歳を重ねていくにつれ「グループで活動してるからこそ、これじゃダメだ~」と気づき、思ったことがあったり何かあっても1回自分の中に飲み込んでから伝えるようになりました。
 
新井ひとみ
以前は、自分の考えというものを表に出さず、受け身状態で物事に取り組んでいたのですが、ソロ活動という素敵な機会をいただいたことをきっかけに、自分の意見がハッキリ持てるようになりました。それからはグループ活動の時も積極的に意見交換をできるようになりましたね。
 
中江友梨
根本は変わってない気もします(笑)。人見知りしなくて、お喋り大好きなところとか。でも、前より周りを見て行動できるようになったり、少しは大人になって成長できたんじゃないかなぁと思います。
 
庄司芽生
少しは人に心を開いたり、頼ったりできるようになった気がします。昔は自分の全てをさらけ出したり、誰かを頼ったりすることができるタイプではなく、それでメンバーやスタッフさんに心配をかけてしまったこともあったと思います。でも、その度に皆さんが寄り添ってくれたおかげで、相談なども昔より話せるようになった気がします。感謝です。
 

「あの光景が忘れられない」印象に残るライブ・ベスト3!

Q.10年間で特に印象的なライブ・ベスト3を教えてください。
 
山邊未夢
第3位:「STARTING OVER! “DISCOGRAPHY” CASE OF TGS」(マイナビBLITZ赤坂/2018年11月23日・12月1日)
それまで発表した全曲を披露するライブだったんですけど、なかなか全曲披露することってない上にそれをやらせていただけたっていうのはすごい経験をさせてもらったな~って思ってますし、あらためてこんなに自分たちの曲があるんだってびっくりしました。個人的にはアルバムや時代などに曲の雰囲気をまとめたのが面白いな~って思いながらライブしてました!
 
第2位:『LIVE AT BUDOKAN 2012』(日本武道館/2012年12月22日)、『LIVE AT BUDOKAN 2013』(日本武道館/2013年12月22日)
どちらもとても思い出に残っていて、2012年は夢の武道館に立てて子供だったのでなんの緊張もなくただただ楽しい気持ちで終わってました。
2013年はソロコーナーがあったり、1年しか経ってないのですが、気持ちの変化もすごいあったりで逆にすごく緊張しながら立ったのを覚えてます。
 
第1位「CONCERT*03 『Rock you! 』」(日比谷野外音楽堂/2012年5月20日)
ワンマンで外の会場でライブをするのが初めてだったのですが、開放的で室内でやるのとは違った気持ちよさがあったり、明るい時間から暗くなって行くにつれて見えるみんなが振ってくれているペンライトと外のコントラストがとても綺麗で。それだけじゃなくサプライズで武道館ライブの発表があったのも、目標としてた1つのステージだったので、何年経ってもあのライブは忘れることのできない素敵な夢のような時間のライブでした。
 
新井ひとみ
第3位 「指原莉乃プロデュース『第一回ゆび祭り~アイドル臨時総会~』」(日本武道館/2012年6月25日)
初めて武道館に立って、いろんな出演者さんのライブを見て刺激を受けたり、ポップアップを初めて体験した。
 
第2位「CONCERT*03 『Rock you! 』」(日比谷野外音楽堂/2012年5月20日)、「東京女子流 4th JAPAN TOUR 2014 CONCERT*04 ~野音Again~ with 土方隆行バンド (bonsai.)」(日比谷野外音楽堂/2014年6月15日)
野外でいつも雨予報。どうなるか不安で当日を迎えましたが、2日とも晴れて最高の天気でライブができました。
 
第1位『LIVE AT BUDOKAN 2012』(日本武道館/2012年12月22日)
ステージから見た客席、ファンの皆さんの声援が忘れられないから。
 
中江友梨
第3位「a-nation musicweek Charge Go! ウイダーinゼリー IDOL NATION」(国立代々木競技場第一体育館/2012年8月11日)
デビュー当時からずっと憧れてたステージで、私の地元大阪の長居競技場で行われてた時も、外まで音楽が聞こえてきて「いつかa-naitionに出たい!」と思ってたので、とても嬉しかったですね。
 
第2位「CONCERT*03 『Rock you! 』」(日比谷野外音楽堂/2012年5月20日)
野外でのライブが大好きで、あと、日本武道館公演のサプライズ発表も野音だったんです!なので、本当にたくさん思い出に残ってるんです!
天気も当日、最初は雲行き危なかったんですけど、結局晴れて最高の天気で最高のライブを迎えることができました。絶対またやりたいと思ってます!!
 
第1位『LIVE AT BUDOKAN 2012』(日本武道館/2012年12月22日)
日本武道館は、デビューしてみんな地方から東京に出てきた頃、スタッフさんが連れてってくれて「ここが日本武道館だよ」「いろんなアーティストさんが立ってきた聖地なんだよ」って教えてくれて、メンバーみんなで「絶対ここに立とう!ここでライブしよう!」って言ってたたんです。本当に沢山の方の支えがあったからこそ、立たせていただけた武道館です。今度は私たちが皆さんを連れて行きたいです!!
 
庄司芽生
第3位「CONCERT*07『10年目のはじまり』」(中野サンプラザ/2019年5月25日)
「10年目のはじまり」と題して、メンバーもスタッフさんも、そしてファンの皆さんもひとつになってこの日に向かっていたので、あの時の熱量が今でも忘れられないです。久しぶりの「CONCERT」名義のライブで、ここからまた未来に向けてあらためて気合いが入った日でした。
 
第2位「CONCERT*03 『Rock you! 』」(日比谷野外音楽堂/2012年5月20日)
女子流初の野外ワンマンで、開放感ある中でお客さんとひとつになってる瞬間が、ただただ楽しかったですし、日が暮れるにつれて見えてくるペンライトも素敵でした。初めてのサプライズ発表もあり、忘れられないです。
 
第1位「東京女子流の原点」(Shibuya O-nest /2010年2月7日)
まだオリジナル曲がなかったので、全曲カバーでの初ライブでした。ステージに立つ前の緊張と、ステージに出た瞬間に見えた気色、歓声は今でも忘れられません。

Q.4人の関係性はどう変わりましたか。もしくは最初から変わっていませんか。

山邊未夢
あんまり大きくは変わってない気がします! 関係性という意味では変わっていないと思いますが、デビュー当初は子供だったから、みんなで手繋ぎながら歩いてたり、常に誰かと行動してましたが、今は大人になったのであんまりベタベタするとかなくなりました。それぞれが1人の時間も大事にするようになったりと、子供から大人になったということもあり行動の変化はあります。
 
新井ひとみ
いい意味で変わってないのかなとも思いつつ、それぞれ今自分は何ができるか、何をするべきなのか、ということを考えて行動できているのではないかと感じます。最近では今回5月5日に発売されるシングルでも庄司芽生が振り付けをし、山邊未夢が衣装制作に携わるなどしています。
 
中江友梨
変わりましたね! いい意味で今の方が程よい距離があって、とっても仲良しです。もちろん仕事で毎日会う期間もあるんですけど、お互い今は1人で考えたいときとか、みんなで相談して話したいときとかが、もう空気でわかるようになったのが「これが10年連れ添ったってことなんだなぁ」と思いますね。
 
庄司芽生
この10年間、近すぎたり離れてしまったりいろいろな時期がありましたが、そこを通って来たからこそ、いい距離感に落ち着いた気がします。家族にも友達にもない安心感があり、メンバーだからこそさらけ出せる自分がそれぞれあるのかなーと思っていますが、それが今の居心地のよさと女子流の空気感を作っている気がします。

今だからこそ届けられる新曲!

続いてリード曲「薔薇の緊縛」、それとカップリングの2曲についてもうかがいました。これまで「ラストロマンス」「光るよ」を手掛けた春ねむりによるエレクトロポップ「Ever After」、10年目の今を象徴するような未来から現在に送った感謝の歌「キミニヲクル」の2曲もまさに現在の女子流ならではの歌。まさに2020年の女子流の現在地ともいえる3曲です。

Q.「薔薇の緊縛」を最初に聴いた時の感想を教えてください。それとパフォーマンスや歌詞などでここは特に見てほしい、聴いてほしいというポイントを教えてください。

山邊未夢
最初聴いた瞬間から「これは女子流の為にあるような曲だな~」って思いました!
曲のメロディラインも今まで私たちが歌ってきたような曲だったし、何より自分達がこの曲でパフォーマンスしてる姿が浮かんだからです。
ライブでももう既に披露してる曲なのですが、パフォーマンスは4人で1つの縛られる形を曲中に何回か作っていたり、メンバーそれぞれの表現も見て頂けたらな~って思います!
 
新井ひとみ
この曲を最初に聞いた時は、まだ歌詞がついていなかったのですが「スタイリッシュ」「ダーク(黒)」というイメージが思い浮かびました。歌っている時とそうじゃない時のダンスの表現であったり、クライマックスにかけて追い迫ってくる歌、表情だったりを注目してみてほしいです。
 
中江友梨
最初に聞いた時は、なんだか迫りくる、緊迫した雰囲気を感じて、その後に歌詞も合わせて聴いてみると、なるほどって思いました。
人間のここまで深い、重い愛の感情にこの曲で触れて、最初は難しい! と思ったんですけど、自分がその役になりきるって考えると楽しいなぁ、と考え出してからは毎回違う緊縛をしてるなあと思います。この曲を見てくれたみんなを緊縛するつもりで毎回歌ってます。
 
庄司芽生
今回、曲選考の場に初めてメンバーも参加させて頂いて、他にも候補が数曲あったんです。その中で決まったのが「薔薇の緊縛」でした。
初めて聴いた時は「おぉー、久しぶりにこの感じ。この曲やりたいなー」と感じて、今女子流としてやることに意味がある曲だと思いました。歌詞の内容もメンバーそれぞれがこの曲に対して思い浮かべたテーマやキーワードを出し合い、それをもとに書いていただきました。偶然方向性が全員一致でnobara kaedeさんがそれを受け取ってくださり、女子流らしい攻めた感じになりました。
デビューから10年経ち、20代を超えた今だから届けられる曲だと思います! 感情をぶつけて歌い踊る女子流に注目していただきたいです!
 

Q.山邊さんデザインした衣装、庄司さんが担当した振り付けについて教えてください。
 
山邊未夢
今回10th Anniversary Singleということで、10年前「キラリ☆」という曲でデビューしたので、今回はその「キラリ☆」の衣装をモチーフにした衣装にしました!
当時はモノクロだったのですが、今は全員が20歳を越えて大人になったので、大人のカッコよさも入れたいと思って、黒い部分は全員レザーで統一しました!
そしてシルエットで見たときは当時と一緒なのですが、その時よりデザインが1人ずつ違っていたり、チュールやレースなど透ける素材を多めに入れたのもポイントです。
当時はシンプルで大人な衣装を着ていたのですが、今回はそこをさらに大人に、そして全体のキーワードとして「カッコよさ」と「上品さ」を取り入れました。
 
庄司芽生
初めて自分たちの曲をフルで振付しました。この曲は「手に入れたいけど手に入らなくて、でも手に入らないからこそ縛り付けたくて…」という「緊縛」というものが1番キーワードになっている曲だと思ったので、その部分をどれだけ表現できるかというところにこだわりました。4人で縛られているような形を表現したり、ひとみが感情的に縛り付けるような箇所を作ったり……他にも色々入れ込んでいるので注目してライブで見てもらえたら嬉しいです。
そして、イントロ・間奏・アウトロを少し長めに作って頂いていたり、1番Aメロの後に短い間奏が入っていたり、曲自体の構成がとても面白く、ガッツリ踊れるようにしていただいていたので「静」と「動」を意識しながら、観てて飽きないものを作れるように考えてみました! 歌っているところはあまり動かず、間奏でガッツリ踊りだすギャップもポイントのひとつだと思っています。

Q.カップリングの「Ever After」「キミニヲクル」についても曲やステージでの見どころ、聞かせどころを教えてください。
 
山邊未夢
「Ever After」は指先まで丁寧に女性らしいしなやかさをキーワードに振り入れをして頂いて、ライブだといつも歌ってないところも口ずさんでいるのですが、それをこの曲ではみんなやっていないので、4人のこの曲の雰囲気の世界観で作られてる曲なので音だけで聴くのもいいですが、ライブで観てもらうとより世界観が伝わる曲だと思います。
「キミニヲクル」はまだライブでは披露してないのですが、前向きソングで10年後の未来の私たちが今の私達に歌っている曲になってます。
そして芽生が簡単に誰でもできるフリを作ってくれて、みんなで踊れるのもSNSに上がってるのでぜひ一緒に踊りましょう!
 
新井ひとみ
「Ever After」は静かめなサウンドになっているのでより楽器の音が耳に入りやすいかと思います。ダンスはRIKIMARUさんに振り付けしていただきました。手先まで神経を行き届かせ曲にあった女性らしい振り付けもポイントです。
「キミニヲクル」は希望ある未来から今に向けて歌っている楽曲になっています。後悔しないように今できることを精一杯行うサビ前の「確かめたい」というところは聞き所の一つなのでぜひライブに確かめに来てください。
 
中江友梨
「Ever after」は春ねむりさんワールドがまた炸裂していて、女の子の夢見てる世界をこんな素敵で、切ない、繊細な表現で歌にしてくださいました。ダンスも歌詞に沿った振り付けが入ってて、ライブではサビの部分をファンの方が真似してくれたりしてます!
「キミニヲクル」は未来の私たちが今の私たちに向けて歌ってるような、語りかけてるような歌詞がたくさん詰まっていて、これからの歴史を物語ってくれてるような楽曲になっています。この曲で何かにはっと気付かされて動き出せる人が少しでもいたら嬉しいなぁ、と思ってます。
 
庄司芽生
「Ever After」は孤独だと感じたり、心細いと感じるときにそっと寄り添ってくれるような曲です。春ねむりさんが作ってくださったエレクトロポップな1曲で、WARPsのRIKIMARUさんが振付をしてくださり、手先の表現や間奏の音ハメに神経を張り巡らせ歌って踊っているのでぜひライブで見て頂きたいです!
「キミニヲクル」は希望溢れる未来から今に向けて歌っている曲です。苦しかったり、上手くいかなかったり、色々な人生があると思いますが、何年後かに「今」の自分にありがとうと言えるように、未来は明るいから今を信じてというメッセージが込められています。私自身とてもパワーを貰える曲なので、同じようにこの曲を通して今世界中の皆さんに少しでもパワーを届けられたら嬉しいです。早くライブでも届けたい1曲です。

過去の自分へのメッセージ、そして今後は……?

最後にメンバーに過去の自分に伝えたいこと、自分以外の3人へのメッセージ、そしてこれからの女子流についてうかがいました。
 
Q.今デビュー直前の自分に声をかけるなら何と言ってあげたい?

山邊未夢
「あんまり警戒しなくてもよさそうだよ」ってことを伝えたいです!(笑)
人見知りはないですが、デビューした時はまだ子供で周りにいる大人たちは信じていいのかずっと警戒して様子をうかがって過ごしてたので、そんなに用心深くしてなくても大丈夫だよって声をかけたいです(笑)。
 
新井ひとみ
自分の意思をちゃんと持って人に流されないで突き進んでほしい。人の意思を変えるのは難しいけど、自分の意思がしっかりあれば、それだけで自信にもつながるし、もしかしたら説得できるかもしれない。考えることって本当に答えが見つからなくて大変だけど、考えて意思を確かに流されないで。
 
中江友梨
がむしゃらに!目の前にあること全部に全力でやること!! 1つ1つ全部大切に。
その時はその時しかないから、後悔のないように全力でやってください!!!! って叫びたいですね(笑)。
 
庄司芽生
心を強く持って^_^
 
 
Q.自分以外の3人へ、10年やり続けたことについてメッセージをお願いします。
 
山邊未夢
まさか10年も一緒にいるとは、始めた当初微塵も思ってませんでした! 10年という数字だけ見ると長いけど、ほんとあっという間だったし、人生のほぼ半分をみんなといると思うと感慨深いですが、まだまだこれからもみんなと一緒に突っ走って女子流の旅を一緒に続けていきましょう~。
 
新井ひとみ
10年活動してこれたのは、このメンバーで悔しかったこと、うれしかったこと、様々な思い出を作ってそれを共に乗り越えてきたからこそだと思います。本当にいつもどんな時でも一緒になって考えて行動してくれて助けてくれてありがとう。これからもいろんなことがきっとあるけど、ピンチをチャンスに変えていけるメンバーのみんなと歩んでいけたらと思います。
 
中江友梨
山邊未夢へ 
面白いこととか、楽しいことを見つけるのはいつもみゆが一緒だった気がする!(笑) ノリがすごく好き! 衣装のイメージや、女の子が好きだなぁて思うツボをすごく理解してくれてて、女子流はそんなところがみゆにとても助けられてるなぁと思う。
ちゃんとバシッとツッコでくれて、いつもメンバーのことをまとめてくれてありがとう~!
 
新井ひとみへ 
かわいいかわいい甘えん坊なひとみ~! ひとみはメンバーの中で末っ子だけど、とっても頑張り屋さんで、プロ意識もあって、オンとオフがしっかりと使い分けられるところは10年前からずっと尊敬してる! でも、そんなひとみがオフの時はたくさん甘えてくれたり、周りを和ませてくれるところがひとみの魅力だね!
 
庄司芽生へ 
いつもメンバーや周りの状況をちゃんと見て、意見を聞いてくれてまとめてくれるところ、とっても助けられてるなぁ。少し人見知りなところがあるけど、仲良くなったらおっちょこちょいで抜けてるところもある! 普段しっかり者なのに、そーゆう部分が見れるのは10年も一緒にいるメンバーの特権かなって思います(笑)。
一緒にいる時間が1番長いのはめいだなぁ。だから怒ってる時、喜んでる時、悲しんでる時、めいにはいつもバレてるけど、逆もそうだからね!
これからも中江をよろしくね! 一緒に頑張ろうね!!
 
庄司芽生
10年前は10年後のことなんて考える余裕もなくて、まさかこうやって一緒に居るとは思っていなかったね。誰かが弱っていたら誰かがフォローして、常にそれぞれが支え合ってこれたからこそ、こうして今でも一緒に居られていると思います。本当にありがとう!
女子流は本当に居心地がいいです。もっともっと多くの方を巻き込んで、今はまだ私たちを知らないという人も、気が付いたらここが居場所になるようにこの先も頑張っていこうね。これからもよろしく!
 

Q.女子流として、それと個人としての今後の目標と、どんな活動をしていきたいか教えてください。
 
山邊未夢
東京女子流としては、今年は10周年の年なので、みんなに感謝を伝えていくのは勿論ですが売れたいです!!
ゴールではなく1つの通過点ですが、また野音や武道館でワンマンしたりツアーでいろんなところを回ったり、音楽番組で女子流の曲を歌ったりしていきたいです。
女子流のみんなとして写真集をまた出したいっていうのも、ひとつ個人的には思ってることです!
個人としては沢山ありますが、まず洋服や動物が好きなので自分の好きなことを活かした洋服をプロデュースしてみたり、動物番組をよく見るのでそんな番組に出るのが夢でもあります!
 
新井ひとみ
今年は10周年の年ということで、考え行動して新しい風を吹かせていきたいと思っています。そして個人としては、22歳にもなりました。東京女子流として活動してきた自分にもっと喝を入れ、新たな自分を見つけてみんなを飽きさせないようにしていきたいと思います。
 
中江友梨
女子流としては、また日比谷野外音楽堂でライブがしたいです!
とても思い入れのあるステージですし、やっぱり野外でのライブは最高に気持ちいいので、絶対やりたいです!!
私個人としては、やっぱり音楽を大好きになれたきっかけは女子流なので、できる限りのところまで女子流メンバーでいたいです!
そして、私は自分の行動でみんなが笑ったり、驚いたり、楽しんでくれたりすることが好きなので、バラエティー活動や、表現者としてお芝居にも挑戦してみたいと思ってます
 
庄司芽生
女子流としては、10周年を迎え、更に目に見えてわかるように飛躍できる年にしたいです。10年という期間はとても大きなもので、当たり前ではないと思います。これまで女子流に出逢ってくださった全ての皆様に感謝し、あの時女子流に出逢えてよかったと一緒に喜んでもらえるように、そして新たに多くの人を巻き込み、もっと多くの皆様と女子流のライブでお会いできるように、常にフルパワーでひとつひとつの目標に向かって進んでいきたいと思います!
そして個人としては、写真を撮るのも被写体になるのも好きなので、写真でも表現できるようなお仕事ができるよう頑張りたいなと思うのと、地元が山形なので山形のお仕事が増えるよう頑張っていきたいと思っています。他にも制限せず色々なことにチャレンジしていきたいです!
 

新型コロナウイルス禍の中、対面での取材ができないということでのメールインタビューでしたが、今の思いを4人がたっぷり書き連ねてくれました。この4人だからやり遂げられた10年、そしてこの先も。どんな時代も真っ直ぐに歌い、踊ってきた東京女子流の曲の数々、今こそ振り返って聞いてみてはいかがでしょう。
 

Photo by 山内 洋枝

Tokyo Girls Journey (EP)
2020.05.05 ON SALE

 
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[CD] AVCD-94772 1500円+税 
 

 
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大坪ケムタ(オオツボケムタ)

ライター

大坪ケムタ(オオツボケムタ)

アイドル・プロレス・B級グルメから大人方面と一見幅広いようで狭いジャンルを手がけるフリーライター。著作にゆるめるモ!田家大知Pとの共著「ゼロからでも始められるアイドル運営」(コア新書)、「SKE48裏ヒストリーファン公式教本」(白夜書房)など。